■どこで執り行うのか
結納は両家の新たな結びつきを実感し、親睦を深めるよい機会です。ちょっと堅苦しいと思われるかもしれませんが、男性にとっては、彼女のご両親に対して誠意をアピールするチャンスでもあります。しっかりと真心を伝えましょう。
以下に挙げたように、結納式にも男性側が女性宅を訪問し交換する場合、ホテルや料亭などに席を設けて交換する場合など、いろいろなパターンがあります。
それぞれの事情にあったやり方をよく話し合って決めましょう。
男性側が女性宅を訪問する
男性側の本人と親が結納品を女性宅に持参し、結納を交わします。女性側では、玄関を掃き清め、お祝い事にふさわしい花を飾るなどし、座敷は掃除し、床にはおめでたい図柄や文字の軸ものをかけます。
和室でも床の間がない場合は、緋毛氈を敷くなどして結納飾りをしつらえる場所を設けます。
洋室の場合は、部屋の上座にサイドテーブルを用意するなどして準備しましょう。
ホテルなどに席を設ける
自宅以外に席を設け、そこへ両家が出向き、結納を取り交わします。住宅事情などの問題から、近年最も人気が高い方法です。
ホテルや料亭では、それぞれ独自の会食・結納プランが用意されていますので、それを利用するとお手軽です。予算など、よく両家で話し合って決めましょう。
仲人と男性側が女性宅を訪問する
仲人夫妻と、男性側の本人と親が結納品を女性宅に持参し、仲人の立ち会いのもと交換する方法です。婚約の証人となる第三者の同席するため、婚約式としてより改まった意味合が強くなります。
仲人が両家の使者となり両家を往復する
男性宅で結納品を受け取り女性宅に納め、受書と女性側からの結納品を男性宅に納めます。男性側の受書を女性側に届け終了。最も伝統的なスタイルです。
■結納式に必要なもの
男性側 女性側
結納飾り
※その他、指輪などの装飾品
※高砂、スルメ、昆布などの縁起物
結納の受書
広蓋・富久紗
風呂敷(中包み・紋入り各1枚)
 
目録・家族書・親族書 家族書・親族書
帯地料(結納金)
柳樽料(酒料)
松魚料(肴料)
結納金(帯地料)に対するおための金封・おため紙
※おための金額は結納金(帯地料)の一割程度
※儀式扇(挨拶用扇子) ※儀式扇(挨拶用扇子)
■結納式の段取り
1)男性側は、結納品を箱に納めた物を唐草模様の風呂敷などで包み、持参します。
2)先方(男性側)が到着しても、玄関先では軽い会釈程度で迎え、すぐ座敷(結納式を行う部屋)へ案内します。
3)男性側は、座敷に通されたら結納品を床の間、もしくは準ずる所に飾り付けます。飾り終われば、上座の結納飾りに近い方から父・母・本人の順で着席、扇子を用意します。父親は、結納目録にかかった外包みの紋入り風呂敷・中包み風呂敷ともにとり、広蓋にふくさがかかった状態にして上座側に置いて待ちます。
4)女性側も入室、下座に同じく父・母・本人の順で着席、扇子を出して両家挨拶、結納を取り交わします。
●結納目録
「結納の品、幾久しくお納めください」
「ご立派な結納の品々、幾久しくお受けいたします」
●結納受書
「ご結納の受書でございます。幾久しくお納めくださいませ」
「ありがとうございます」

その後、祝い膳(祝宴)へ移ります。
イラストでわかる結納式
結納目録の包み方
上座・下座の判断
■結納式ムービー
自宅で行う場合と、ホテルの1室を借り切って行う場合の2通りを掲載しております。どちらも仲人を介さず、同時交換の場合です。
両家の父親が口上を述べ、式を進めます。
結納目録を渡す
男性側から女性側へ、結納目録を渡す。
【口上】
男性側:結納の目録でございます。幾久しくお納めください。
女性側:幾久しくお受けいたします。

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結納受け書を渡す
女性側から男性側へ、結納受け書を渡す。
【口上】
女性側:受け書でございます。本日は誠にありがとうございました。
男性側:ありがとうございました。

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袴料を渡す
女性側から男性側へ、結納受け書を渡す。
【口上】
女性側:袴料でございます。幾久しくお納めください。
男性側:幾久しくお受けしたします。

576k
袴料の受け書を渡す
男性側から女性側へ、結納目録を渡す。
【口上】
男性側:受け書でございます。本日は誠にありがとうございました。
女性側:ありがとうございました。

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結納式挨拶
ホテルで行う場合は、司会がつくことがあります。司会者の進行にしたがって式を進めます。
【口上】
男性側:本来ならば、ご結納を●●家へお持ちするべき所でありますが、この場をお借りしまして、結納式をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

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結納目録を渡す
男性側から女性側へ、結納目録を渡す。
【口上】
男性側:結納の目録でございます。幾久しくお納めくださいませ。
女性側:ありがとうございます。



944k
結納の受け書を渡す
女性側から男性側へ、結納受け書を渡す。
【口上】
女性側:結納の受け書でございます。本日は誠にありがとうございました。
男性側:ありがとうございました。

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■当日の服装は?
正式には、父親はモーニング、母親は留袖、新郎は略礼服、新婦は振袖ですが、最近では、男性はダークスーツ、女性は清潔感のあるワンピースなど、略礼装が多いようです。いずれにせよ、両家の服装の格が揃っていることが大事。事前に打ち合せしておきましょう。
  正装 準礼装 略礼装
父親 モーニング
紋付袴
略礼服 ダークスーツ
母親 色留 訪問着
付下
色無地
スーツ
ワンピース
スーツ
ワンピース
本人(男) 略礼服 略礼服 ダークスーツ
本人(女) 振袖 振袖
訪問着
スーツ
ワンピース
スーツ
ワンピース

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