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鎌倉に幕府を創った源頼朝は、京都で学問や文化を身に付けた源氏の一門を鎌倉に呼び寄せて武家社会のしきたりを定めました。
故実に厳格に行われていた宮中の儀式を武家のものとして、省略できるものは省略し、新しい時代に即した武家儀式として制定しました。それに携わったのが初代小笠原長清です。

江戸時代になると、徳川家康は京都西陣に住んで公武の礼式を調べていた小笠原経直を江戸に迎えて二代将軍秀忠の師範を仰せ付けました。
政治の中心が他所へ移った時代にも、やはり学問や文化の規範は京都にあったのです。

昨今では日本古来の伝統やしきたりが軽んじられる風潮にありますが、日本の良き伝統や仕来たりを護りながら新しい時代に合致させることが求められます。このためには、伝統や仕来たりを習得した上で、時・所・場所を考えての応用が出来なくてはなりません。また、習得してこそ過不足なく応用ができるものです。


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